
自社独自開発のシランインジェクションを装備した!!
ポリエチレンケーブルは、絶縁性という面では優れた特徴を持っていますが、加熱に対して変形するという弱点があります。その弱点を、架橋という方法で分子間結合を高めることにより、改善出来ることは既に良く知られています。幾通りかある架橋方法の多くはラインを専用化するため高額な設備費用が掛かることが難点でした。
ベースポリマーであるポリエチレンとシランカクテル(シランカップリング剤)を押出機のホッパー部で一緒に供給し、シリンダー内でグラフト反応を起こさせるワンステップシラン架橋方式は、押出機部分の変更で、その他の前後装置は既設ラインを使用することが出来るため比較的安価な投資金額で、ランニングコスト低減や作業性など大幅な改善が期待出来る製造方法です。
MITSUBAでは、自社独自開発のシランインジェクションと一緒にお客様の仕様に合わせたワンステップシラン架橋用押出機を各サイズ取り揃えています。