インバーター制御式プレヒーター

1. 豊富なバリエーション

単線φ0.25～φ3.8㎜、撚線0.05～8.0sqの線サイズに応じた3機種を揃えております。

2. 省エネ

電源は三相電源を内部で一旦直流化しているため、無効電力分が少なくランニングコストも経済的です。

3. 線速追従

ライン速20m/minよりライン速に追従し、線の加熱温度を制御しているため立ち上げ時、立下げ時も通常の生産速度と同じ品質で生産出来るためロス線を軽減出来ます。

4. オールシーズン

外気温を常に監視しており、夏冬の温度変化に対して条件変更なしで自動追従致します。

5. 容易な操作性

タッチパネル上で線サイズ、線速、温度の条件を設定することで、生産中に微調整を行うことなく運転開始が出来ます。またレシピ画面に登録した条件を呼び出すことで作業者の技量に関係なく、再現性のある運転が短時間で開始されます。

800HZの高周波トランスを使用しているため装置全体がコンパクトになり最小限のスペースに設置することが出来ます。

7. PLC制御

温度制御を市販のＰＬＣを使用することで故障時の停止期間が短くなり、お客様の方で、生産速度の立ち上げや立ち下げ時の条件に応じた多段制御を任意で設定することが可能です。

8. 温度フィードバック制御(オプション）

フィードバック制御の無い標準タイプでも設定値に対して-5%内で制御することは出来ますが、銅100%時の電気抵抗値を条件にプログラムを作成しています。導体の電気抵抗値によっては、設定温度に対して誤差が生じたり、線サイズや線速によっては放熱により、クロスヘッド入線時の実温が設定値より下がってしまう場合があります。

より一層の品質向上のため、被覆前の導体温度を一定に保ちたい場合はプレヒーター出線部に非接触式温度計(外部購入品）を取り付けて、導体温度を測定してプレヒーターの電流値に補正を掛けて設定に近い導体表面温度で生産することが出来ます。