株式会社三葉製作所

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誘導加熱式プレヒーター

近年、製品の品質維持や高速化、歩留まり改善など様々な面からプレヒーターがケーブル製造現場では必要不可欠な存在となっております。
弊社のプレヒーター(Q5シリーズ)は、1993年に独自技術により1号機を開発、販売して以来30年を迎えます。その納入実績や、お客様の貴重なご意見を参考にして、性能は勿論使い勝手なども改良、改善を積み重ね、ご使用いただいたお客様からはリピートオーダーをしていただくなど、高い評価を得ております。
※Q5シリーズは単線φ0.25~φ3.8㎜、撚線0.05~8.0sqの線サイズに応じた3機種を揃えております。

製品の特長

1.省エネ

電源は三相電源を内部で一旦直流化しているため、無効電力分が少なくランニングコストも抑えられます。

2.線速追従

ライン速20m/minよりライン速に追従し、線の加熱温度を制御しているため立ち上げ時、立下げ時も通常の生産速度と同じ品質で生産が可能でロス線を軽減できます。

また外気温を常に監視しており、夏冬の温度変化に対して条件変更なしで自動追従いたします。

3.省スペース

800HZの高周波トランスを使用しているため、装置全体がコンパクトで最小限のスペースに設置することが可能です。

4.操作性

タッチパネル上で線サイズ、線速、温度の条件を設定することで、生産中に微調整を行うことなく運転を開始できます。

またレシピ画面に登録した条件を読み込むことで作業者の技量に関係なく、一定の品質を保った運転が短時間で開始できます。

5.充実した標準装備

入線部に非接触式断線検出器、出線部にはエアークランプ機構を装備しているため、断線時に素早い復旧が可能となっております。

安全面や機械保護の観点から各種の加熱インターロックや異常検出機能を設けており、制御面の機能も充実しております。

6.セミオーダーメイド

塗装色をラインと同じ色に塗装、前扉をライン勝手や作業に合わせて開閉向きを変更、移動機構をキャスター式(標準)からレール移動式(オプション)への変更といった装置に付随する箇所につきまして、お客様のご要望に合わせ変更することが可能です。

※装置本体の機能は弊社標準仕様のため、お客様のご要望に合わせた設計製造はお受けいたしかねます。

7.温度フィードバック制御

標準は設定値に近い導体表面温度で加熱出来るよう銅の抵抗値から線サイズに応じた電流を流すように内部プログラムにより制御しておりますが、実際の導体表面温度を管理しておりませんので、銅100%でない場合やスズメッキ線のように表面をコーティングしている場合は電気抵抗値が変わり誤差が発生いたします。

また、放熱により線サイズや線速によっては設定値より温度が低くなる場合がございます。

オプションにより非接触式温度計によるフィードバック制御を設けることで、設定値により近い温度条件で生産することができます。

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