株式会社三葉製作所

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ギヤポンプ付ゴム押出機

低温・高吐出・高精度押出システム

ゴム押出機は搬送、熱入れ、混練、計量という機能をスクリューで行っているため、計量部での昇圧によるゴム温の上昇が不可避でした。
そこでギヤポンプ付ゴム押出機を採用することで、ギヤポンプの昇圧を必要としない計量機能と押出機の搬送・熱入れ・混練の両方の特長を生かし、欠点を補う最適な組み合わせを実現することができます。

これらの特長を活かし、近年外観や精度、異物除去などの品質向上に関する要求が厳しくなってきているカレンダー供給用、熱入れ、異形、チューブ・ホース押出、ゴム生地前成形等様々な分野で活躍をしております。

製品の特長

1.吐出安定性

容積の細かなギヤーの谷部にゴムを充填させて押し出すため、押出機単独で押し出すより、回転当りの吐出量バラツキを抑えた高精度の押出が可能です。
寸法精度の厳しい薄肉や小径製品の製造や重量バラツキを抑えたいプレス工程前のプレフォーマー用として効果を発揮いたします。
また、ギヤー数を増やして1谷あたりの容積を少なくしてより吐出精度を高め、脈動を抑えた高精度タイプも取り揃えており、用途に応じてお選びいただけます。

2.低温・高吐出

ギヤポンプと押出機を組み合わせることで押出機のメータリング部での昇圧が不要となり、スクリューの目的がギヤポンプへの搬送と混練に特化します。
それにより押出機側の圧力に起因するゴム材料の発熱を抑えられ、押出機単独で使用する場合より低温での吐出が可能となります。
またゴムを低温で押し出せることから押出機の使用スクリュー回転領域が広がり、吐出量が増えます。
更に細かなメッシュを使用しても押出量が落ちないことから、ストレーナーとして使用する場合より細かな異物を除去できるため、品質向上の効果が期待できます。

3.歩留りの向上

ギヤポンプを組み合わせることで押出機単独時よりも吐出が短時間で安定するため、材料ロスを低減できます。また、ギヤポンプ停止後の押出機への材料投入を止めた後も安定した吐出量で押し出すことができるため、シリンダー内の残ゴムも製品としてご使用いただけます。

4.ベント式ゴム押出機との組み合わせ

ベント式押出機単独では押出形状やゴム硬度により、ダム部でのベントアップや飢餓フィードの問題がございましたが、ギヤポンプとベント式押出機を組み合わせることで、入口圧を一定に保つように押出機のスクリュー回転を制御することが可能です。
それにより押出形状やゴム材による押出圧に起因する問題を懸念することなく、1本のスクリューで生産いただけます。

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