株式会社三葉製作所

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ユニット型温水循環装置

押出機を使用するにあたり、材料が高温すぎる場合ゴム焼けによる品質低下やスクリューの材料搬送不足による吐出量の低下、一方低過ぎる場合混錬に時間が掛かるため吐出量の低下等の問題が発生してしまうため、温度の管理は非常に重要です。
そこで弊社では温水循環装置を用いることで材料の温度を一定に保ち、製品の品質と生産量を両立しております。

製品の特長

吐出安定性

吐出量のバラツキを抑えるには、シリンダーやスクリューの温調を安定させることが不可欠です。
そこでゴムや樹脂のせん断発熱の影響を受け難くするためポンプや配管サイズに拘り、流速を上げることでシリンダーやスクリューの入口と出口の温度差を無くす工夫を弊社は施しております。

温調計

弊社の標準品は理化工業製FZ-400シリーズを使用しておりますが、オプションとしてお客様が現在他の装置で使用している温調計と同等の物を取り付けられるため、本装置用として特別に予備品を保有する必要がございません。
また通信機能付き温調計に変更することで、操作盤のタッチパネル上で遠隔操作やレシピ管理画面から一括温度設定が行えるため、レイアウト上の問題から装置の裏側に温水循環装置を設置した場合でも、作業性を落とすことなく操作ができます。

メンテナンス

装置本体の排水口を温水タンク底面に設けているため、エアーパージ等を併用していただくことで不純物と一緒に熱媒をタンク内に残さず、完全に排出することができます。
また1回路毎に独立したユニット型のため、故障の際は故障機を弊社で修理している間に予備機と交換しご使用いただくことで、生産を止めずに修理できます。

高温仕様

汎用タイプのNUTシリーズは最高加熱温度95℃までですが、フッ素ゴムや樹脂系のコンパウンドを混ぜた材料用として、最高加熱温度120℃仕様のNSTシリーズも取り揃えております。
NSTシリーズは直接冷却と間接冷却の切り替えスイッチを装備しており、直接冷却中でも熱媒の温度が95℃を超えた場合は自動的に間接冷却に切り替わります。

レイアウトの自由度

温水循環ユニット本体は制御部品を内蔵することで両側面には配線、配管操作部品を設けていないコンパクトなデザインとなっています。そのため押出機シリンダー下部の設置や別置きなどお客様のレイアウトに合わせた設計が可能です。
注:押出機サイズ、センターハイトによっては設置できない場合があります。

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